カラーの挿し方

エレガントなイメージのカラー。

そのイメージとは逆に茎が太くて柔らかいので扱いには少々難儀します。

挿し方が甘かったりすると水が下がったり最悪茎が抜けたりします。

そうならないために私が普段やっていることを伝授します。

花瓶に入れると切り口がタコの足の様にくるっと回ってさけてくることないでしょうか?

市場に出ている状態では切り口の少し上をテープで巻いてあります。

同じようにテープで巻いてやると切り口が丸まることはありません。巻きつけのテープは防水のもので、なければセロテープでも構いません。

で、フラワーアレンジメントの場合。

茎が柔らかいので力を入れて挿すと茎が折れたり潰れたりしやすくなります。

そこで柔らかめのオアシスを使えば少しは挿しやすくなります。花の茎の硬さによってオアシスを変える作戦です。

ですが他のお花も一緒となれば他の花に負担を強いることになるので、柔らかい茎をもつ花同士の場合だけ可能ですね。

また茎を切るときは一般的に「茎は斜めに切ってオアシスに挿しやすくする」のですが、柔らかい茎の花材は別でまっすぐ直角に切る方がよろしいです。

挿すときはオアシスによって茎が折れたりしないよう①挿し口にワイヤーをつけたり②挿す位置にあらかじめ他の花の茎で少し穴をあけてそこにカラーを挿し込む(より深く挿すことが大事)。

できるだけ茎の下の方をもって少しづつ均等に力を入れて押し込むのです。

本当に緊張する瞬間です。挿し終わればほーっとしますね。

それからよく迷うのがお花の向きですが、中心からお花が出ているよう花のとがったところが外側に向いているようになっていれば大丈夫です。

曲線がウリのカラーですが、茎が曲がってしまうのが嫌な場合は中にワイヤーを通したり、逆にもっと曲げたい場合は中にワイヤーを通してからワイヤーを曲げていったり、茎の曲げたい方の薄皮を線状に剥いでおくと曲がりやすくなります。

色々と世話の焼けるカラーですが洗練された美しさに勝てず、ここぞという時にはつい使ってしまうんですよね。

Follow me!