カーネーション・レボリューション

【母の日】の花束やアレンジにカーネーションが定番ということもあり、普通がいやなあまのじゃく…いえいえおしゃれ族たちからは逆にカーネーションは入れないでくださいと言われることもあります。

確かにひと昔前までは昭和花の代表格。

ユリ、バラ、カーネーション、菊があれば花屋ができるといわれていた時代の産物。

でも令和の今日ではカーネーションがすごいんです。

何がすごいってまず「種類が多い」こと。

以前は仏花に代表される朱赤のカーネーションと淡いピンクのカーネーション、あとは白いカーネーションぐらい。

今では赤色だけでも普通の赤からシックで落ち着いた赤、黒が混じった赤、縁取りだけ赤とかバリエーションも豊富です。

また最近染め花(カラー液を吸い上げて花色を変えた花)もあるのでその数は限りありません。

次に1輪の「ボリューム感」も魅力の一つです。

値段の割に大輪なのでボリュームを出したいときに重宝します。

インパクトのある色ではメインにもなりえますし、メインの花の添え花としても優秀。

またそのボリュームを生かしてグリーン代わりに隙間を埋めたりできます。

そして魅力その3は「花が長持ちする」ことです。

朝ドラ「カーネーション」でも主人公の小原糸子が日持ちするからという理由でカーネーションが一番好きな花と言っています。

通常切り花の花もちは1週間前後ですがカーネーションは10日は余裕です。

水揚げがよいのもさることながら切り花延命剤を使うとより一層長持ちし大きく花を咲かせます。

ただ一点。

ほかの切り花にも言えることですがエチレンガスに弱いことです。

エチレンガスは植物を早く成長させたり、植物の老化がすすむガスです。

エチレンガスは植物自体からも発生したり、熟した果物から発したり、そして意外にもタバコの煙にも含まれています。

なのでできるだけ換気をよくして、禁煙し、果物のカゴ盛りを近くに置かず、水替えをマメに、そして切り花延命剤を使用すると長く楽しめます。

好き嫌いはさておき一度カーネーションを買ってみませんか?

1本だけでも充分。

買う時のコツはできるだけ新しいものを買うことです(当然ですが)。

花びらが縮れていないもので、がくの部分が綺麗な緑色していればまずは大丈夫だと思います。

お世話しているうちに花もちだけでなく他の魅力も再発見できそうです。

朝ドラの糸子にも教えてあげたいですね。

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