2番花

2番花(にばんばな)ってご存じですか?

その名の通り2番目に咲く花のことを指します。2番目といっても枝分かれした茎ではなく同じ茎からになります。

例えばアヤメ科の植物である花菖蒲、カキツバタは最初の花の横や下に2番目の花芽を隠してもっています。

1番目の花が終わったら花がらを摘んでやると2番目の花も咲きやすくなります。花が枯れてすぐに捨ててしまってはもったいないお花です。

同じくストレリチア、日本名で極楽鳥花(ごくらくちょうか)という花があるのですが(花屋さんではストレチアと言っている人もいる)このお花も2番花を隠し持っているお花です。

質のいいものであれば1番花と2番花が共存していることもあります。

鉢物であれば2番花と言わず3番4番5番いやいや、もっと。という場合も。

でも次を綺麗に咲かせるには古い花を取り除かないと次の花に栄養が回らないのでまだいけると思っても早めに取り除いた方がよいでしょう。

洋花では有名なアルストロメリアも2番花の綺麗なお花です。

出荷段階では1番花が咲いていて2番花はガチガチの状態で出回ります。

ですが1番花がおわるころには2番花がちょうど咲きかけます。

早めに1番花の花がらを取ってやると1番花より控えめで品のある花が咲きます。

私事でいうとこっちの方が好き!って感じです。

うまくいけば3番花も咲くかもしれません。普通1代で終えるお花が、1本で孫の代まで楽しめるとなるとかなり長生きのお花ですね。

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