チューリップの水揚げについて

新年あけてチューリップの入荷が増えてきました。市場ではチューリップは10本束でセロハンにまかれて入荷しています。そして水揚げがまだなので茎全体がぐったりとしています。ですが水につけてやると

だんだん茎が硬くなり花首も持ち上がっていきます。その時に気をつけないといけないのが花を巻いているセロハン。

花を守るためのセロハンが水が揚がることによって花びら同士でこすれあったり、邪魔になって背伸びできなくなってしまっているのです。

かといってセロハンを取ってしまうと水揚げ時に茎がまっすぐならないので取らない方がいいのです。

そこで「チューリップの花首以上のセロハンをカットしてやる」ことによってそれらが改善されます。

チューリップの花首は種類にもよるとは思いますが1日で1cmほどは伸びるのでそれも考慮の上カットしてやるのがいいでしょう。

花束にしろアレンジにしろ納品の前日に制作すると翌日全部上に向いてしまうので挿しなおすか、最初から当日制作する方がよいのかもしれません。

いづれにしても水揚げ後でさえ光の方向で向きが変わってしまってしまうので扱いにくい花であることは間違いないですが、

個人的には一番好きな花なので「しょうがないなぁ♡」って気持ちで付き合っています。

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