クリスマスローズを使うなら新鮮なのは避ける
クリスマスの時はお目にかかれない、春が来る前、そう今頃やっと会えるクリスマスローズについてお話ししようと思います。
みんなも私も大好きクリスマスローズですが切り花で使うとなるとどうしても避けてしまうことになります。
どうしてかというと、
まず初めに水揚げが難しい。
たっぷりと深水につけて時間をかけて水揚げします。
また咲いてくると落ちる花粉の量がすごい。
一日たつと花の下にしっかりと花粉の山ができています。
でもあのピンクの少しグリーンがかったくすみ色がたまらなく可愛くどうしても使いたくて色々試した結果・・・
「できるだけ種ができているものを使う」ことに落ち着きました。
若いものはしなやかで花も美しいのですが一度水が揚がってもすぐに水落することがあります。
しかし種ができかけているものは花びらが少し硬化して水落しにくく花粉も落ちずにダブルラッキーです。
仕入れの段階でできるだけ種が出来かかっているものを選びたいのですが生産者さん側では次花を咲かせるには早く切った方がよいのでそうそう巡り合いません。
なので少し花瓶で育ててしっかり水が揚がるようになってから使うようにしています。
必ずしも切り花は切りたての新鮮なのが一番ではないので心の片隅でも止めおいてくださいね。