オアシスについて
フラワーアレンジメントには欠かせない道具。オアシス。
オアシスと言っていますが、オアシスは商品名で「吸水性スポンジ」のことをさします。
ホッチキスが「ステイプラー」と同じ感じです。
吸水性スポンジが【オアシス】、ドライ用スポンジが【サハラ】
とはなかなかのネーミングセンスですね!(決してディスっていませんよ!)
どちらもスミザーズオアシス社の製品です。
今では他のメーカーさんでも吸水性スポンジを作っているところもありますが最初はスミザーズオアシス社だけでした。
調べてみるとスミザーズオアシス社の創立は1954年。日本支社は1988年。
まだまだ歴史は浅そうです。
ではオアシスができるまでどのように花をさしていたのか?
花の先輩(今回は夫)に訊くことによるとヒバとか枝を詰めて土台を作りそれに挿していたのだそう。
実際に見たわけではないので具体的な想像ができませんが、かなり大変だったようですね。
オアシスの吸水方法
よく言われているのが
「オアシスよりも大きな器、バケツに水をたっぷりと張ってまっすぐ浮かべる。
決して押さえつけることなく自然に沈むのを待つ。
沈んで数分してから引き上げる。」
でも待てど暮らせど一向にオアシスが沈む気配がないことってありませんか?
そんな時には裏技【つくつくワイヤー】
細いワイヤー#26くらいを用意し、乾いて沈まないオアシスに対して先で突っつきます。
すると、あらあら不思議。
泡を吹いてオアシスが沈んでいくではありませんか。
急いでいるときにもこの技は有効です。
また水の温度を少し高めにすると早く水を吸うという都市伝説もありますが、
使うときに水を冷まさないといけないので手間を考えるとやりたくないですよね。
あ、そうそう、最近は吸水スピードが速いタイプ【インスタント】というのが出てたんでしたっけ。
失礼いたしました。
おすすめオアシス
何度も言いますがオアシスはあくまで商品名であるわけで・・・。
おすすめの吸水性スポンジのことですが、
スミザーズオアシス社のオアシスには色々種類があり、枝物や硬いものをさすときに安心な【デラックス】
柔らかい茎用の【スプリングタイム】、オールマイティ用の【スタンダード】
でもコスト面で少しお高めなんですよね~。
先にも言いましたが他メーカーさんも吸水性スポンジを製造しております。
100均でも見かけるようになりました。
でもメーカーさんによっては水が濁ったり、酸っぱい変なにおいがしたり。
値段だけではないので難しいですが
コスト面、機能面、総合的に考えて
松村工芸さんで取り扱っている「セレモニーフォーム」をおすすめいたします!
最近うちではこれ一択です。
次はオアシスの再利用を考えていきたいですね。