チャーリーとわたし

私はここ3年ほど通勤に自転車を利用しています。購入したのはそのまた3年前になります。

オレンジ色のフレームにところどころ黒いアクセントがあるなんの変哲もないマイチャーリー。

むしろその普通なところが気に入って購入しました。

なぜかというと、今までちょっとおしゃれで気に入った自転車が盗難にあってきたからです。

その数3台。

そういうわけで万が一取られたとしてもすぐ諦めがつくくらいのポジションの自転車なので、ちょっとぞんざいな扱いをしていました。

雨の日も風の日も6年も苦楽を共にした仲だったのに…です。

チャーリーに事件発生

ある日の朝、いつものように前日から自転車のカギをつけたままで家の駐輪場に置いていたのですが???

あれっ、店に置いてきたかな?

その日はもう乗らないという娘の自転車を借りて仕事場へ。

店についてみると、やっぱりありません!!

えー||◎△@//!!

取られてもすぐ諦めがつくと思っていたのですがいざそうなると全然つかないもので、カギをつけたままにしなければとか、たくさんある自転車の中でなぜうちの自転車が狙われたのかとか色々思い巡らせました。(あなたがカギをつけたままにしてたからです)

それから2日後、突然警察から電話がかかってきました。

自転車、紛失されていませんか?

はい、なくなっています。

JR網干駅の駅前で放置されているのを回収してきました。防犯登録されていたので連絡しましたとのこと。

うちから網干駅までおおよそ15キロほどあります。

自転車(しかも結構年季が入っている)でその距離を走ったのかと思うと逆にすごいとさえ思ってしまいました。

引き渡してもらうとき、自転車壊れてはいないようだけど改造はしているような…と言われてみてみると、後ろの荷台のところが背もたれになるようにぐぃと曲げられてありました。二人乗りできるように改造しているといわれて、またまた15キロの道のりを二人乗りで完走したかと思うと、感動しました!(涙)

その感動に免じて被害届は出しませんでした。

チャーリーとその後

またチャーリーとの楽しい暮らしが始まりました。

自宅から店まで、だいたい時間にして20分少しくらいの距離ですが和菓子屋さん、喫茶店、コーヒー屋さんとかの前を通って、周りの景色を見ながらゆっくりと走ります。

ある日、繁華街近辺を通り過ぎる時、道を挟んで両側にパトカーが2台ずつ計4台、ランプをパトパトしながら止まっており警察官が聞込みをしているような感じで地域住民の方々と一緒にいました。

何か事件でもあったのかな?と思いながら少し走っていると、パァン!と凄い爆発音が聞こえました。

発砲事件!?

と思いながらも走らせていると、すぐにその音の原因がわかりました。

チャーリーがだんだん重くなり走らなくなったのです。

流れ弾に当たったー

のではありません。後輪がパンクしたのでした。

長旅がたたったのでしょう。その日は修理はせずにそのまま店に連れて帰りました。

そして今チャーリーはまだ修理もされず駐輪場に置いたままになっています。直さないといけないと思いつつも。

なぜでしょう?

ごめんなさい! 娘の自転車の方が乗りやすいんです。

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